交通事故に遭った被害者を施術したように装い、保険会社から現金約220万円をだまし取ったとして、鹿児島県警交通指導課と霧島署は29日、詐欺の疑いで、霧島市隼人町姫城、柔道整復師の男(30)を逮捕した。
逮捕容疑は、容疑者が経営する市内の整骨院で、事故の被害者2人を施術したように装い、うその証明書などを東京都の保険会社に郵送し、4〜5月、数十回にわたって施術費などの名目で保険金約220万円をだまし取った疑い。
同署によると、2月ごろ、別の保険会社の関係者から「(容疑者の)整骨院から通院費を水増し請求された事案がある」と県警と署に情報提供があった。被害者2人にけがはなく、通院もしていない。