北海道ならではの商品を買い求める客=6日午前、鹿児島市の山形屋
鹿児島市の山形屋で6日、北の味が集まる「北海道の物産と観光展」が始まった。今年で60回目。同展初出店の17社を含む115社が海産物やスイーツなど計2700点を販売する。初日から多くの買い物客でにぎわい、海鮮弁当のほか、カニやサケ、イクラしょうゆ漬けといった海の幸を中心に長蛇の列ができた。
同展は、道主催の物産展で売り上げ日本一を35回記録する。昨年は9億2258万3000円を売り上げ、今年は10億円が目標。開店前開催式で北海道の三橋剛副知事(59)は「回を重ねるごとに北海道の新しい魅力を紹介してもらっている。鹿児島との絆を深める上で大きな役割を果たしている」と感謝した。
鹿屋市寿6丁目の無職男性(71)は妻と娘と来場。「毎年家族で初日に足を運ぶこの季節の風物詩。新鮮でおいしいものがそろっているし、毎回新しいものがあり飽きない」と話した。同展は26日まで。12、19日は店舗入れ替えのため、1号館6階催場と天文館ベルク広場は閉場する。