生徒の質問に答える大奄美関(中央)。左隣は千賀ノ浦親方=鹿児島市の鹿児島商業高校
大相撲九州場所を終えた十両の大奄美関や千賀ノ浦親方(元幕内里山)らが26日、母校の鹿児島商業高校(鹿児島市)を訪れ、後輩にエールを送った。
創立130周年記念行事で、2人のほか幕下の豊翔、伊波、海乃島、序二段の薩摩翔、序ノ口呼び出しの隈二郎が招かれた。いずれも同校相撲部出身。「頑張り続ければ見える景色も変わる」「嫌なことも徹底してするのが大事」などと努力の大切さを呼びかけた。
話すのが苦手という大奄美関は講話ではなく、自ら質問タイムに切り替え。生徒から強い体のつくり方を尋ねられると、190キロの巨体の胸を張り「いっぱい食べて、いっぱい寝ること」と答え、笑いを誘った。
相撲部の3年栁賢士朗さんは「歴史と伝統をつないでくれている。こういう先輩たちを目指したい」と話した。