桜島小みかんを収穫する園児ら=27日、鹿児島市桜島武町
「桜島小みかん」のはさみ入れ式が27日、鹿児島市桜島武町の坂元克明さん(51)の農園であった。関係者や保育園児が一つ一つ丁寧に収穫し、順調な出荷を願った。
JA鹿児島みらいと桜島ブランド総合販売促進対策協議会が主催。JAによると、今季は猛暑と台風の影響で生産量は前年の半分以下となったが、色づきはよく、糖度も12度以上と品質は上々という。
式には桜島保育園の園児10人も参加し収穫を楽しんだ。Uターンして就農した坂元さんは「農園を整備して4年、栽培を始めるまでの準備が大変だった」と振り返った。村山眞一郎組合長は「鹿児島の貴重な商材としてネット通販にも力を入れ、販路拡大に努めたい」と話した。
販売量は贈答用を中心に約60トンを見込む。初競りは市中央卸売青果市場で12月2日にあり、出荷は26日まで続く。