鹿児島県は29日、10月の観光動向調査結果を発表した。県内ホテル・旅館84施設へのスポーツやイベント関連の団体宿泊客は、前年同月比89%減の2992人だった。一般団体や修学旅行を合わせると、3万5562人(同44.6%減)。県PR観光課は「昨年開催した鹿児島国体の反動で減少した」としている。
個人を含む全体の延べ宿泊者数は7.4%下回り26万7515人、外国人宿泊客は97.9%増の1万8428人だった。
国・地域別では、韓国が前年比約3.9倍の7135人。台湾が約2倍の3239人、中国2154人と続いた。韓国は新型コロナウイルス禍前の2019年と比べても約5.4倍と大幅に伸びた。チェジュ航空の再開や大韓航空の増便効果と見られる。
主要観光施設・ドライブイン25施設の入場者数は13.4%増の42万3453人だった。