すがすがしい新年の訪れ願いすす払い 並んだ巫女が思いを込めて掲げた竹ざさ右へ左へ 県内の神社、正月へ準備着々

2024/12/13 17:00
ササ竹で1年のほこりを払う巫女たち=13日、鹿児島市の照国神社
ササ竹で1年のほこりを払う巫女たち=13日、鹿児島市の照国神社
 鹿児島市の照国神社で13日、拝殿にたまった1年のほこりを落とす「すす払い」があった。6人の巫女(みこ)が長さ約5メートルの竹ざさで、天井やひさしの内側に積もったちりを丁寧に払った。宝物(ほうもつ)が置かれた本殿は、4人の神職が清めた。

 神門には高さ1.5メートル、幅6.5メートルの絵馬を設置。来年の干支(えと)のヘビの絵と、「巳(み)」と「実」をかけて実を結ぶ年となるようにと「実結」の文字が書かれている。社務所ではお守りや熊手・破魔矢など縁起物の確認作業があり、新年へ向けた準備が進む。

 巫女の女性(19)は「すがすがしい気持ちで新しい年を迎えることができるよう、思いをこめてきれいにした」と話した。同神社は三が日で25〜30万人の参拝者を見込んでいる。同市の護国神社も同日、「すす払い」をした。

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