伝統や慣習を重んじながら変化続ける欧州の美術…南日美展海老原賞・岩元貴行さんが18日から滞欧作品展 鹿児島市立美術館

2024/12/16 21:30
2024年3月、帰国報告をする岩元貴行さん=鹿児島市の南日本新聞社
2024年3月、帰国報告をする岩元貴行さん=鹿児島市の南日本新聞社
 南日本美術展で第25回海老原賞を受けて1年間欧州留学した岩元貴行さん(53)=霧島高校教諭=の滞欧作品展「そして、森になる」(鹿児島県海外派遣美術留学生後援会、南日本新聞社主催)が18日から、鹿児島市立美術館で開かれる。

 岩元さんは宮崎市出身、加治木高校を経て筑波大学大学院を修了。教職の道に進み、霧島アートの森(湧水町)の学芸専門員も務めた。2023年4月から1年間フランスで留学生活を送った。

 岩元さんは留学を経験し、美術が伝統や慣習を重んじながら変化し続けていることを感じたという。帰国後は、新しい創作に取り組み、試行錯誤を重ねている。

 作品展では、幅広い表現に挑戦した彫刻のほか、パステル画の約50点を展示する。22日まで。入場無料。

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