光輝きながら夜空を飛行する物体=19日午前4時ごろ、鹿児島市城南町から撮影(川畑友和さん提供)
指宿市山川の漁業川畑友和さん(46)は19日午前4時ごろ、光の塊がゆっくりと分裂しながら夜空を横切っていく様子を鹿児島市城南町から撮影した。光の塊は大気圏に突入して燃えた人工衛星とみられる。動画は交流サイトのX(旧ツイッター)で公開されており、注目を集めている。
川畑さんは、魚の出荷の帰りに目撃。「隕石(いんせき)、火球、UFOか」と初めて見る光景に驚いたといい、「被害が出なくて良かった」と話した。撮影した動画は約1分。
せんだい宇宙館(薩摩川内市)の前田利久館長(61)は、「ゆっくり落ちながら分裂している点から、大型の人工衛星と思われる。見られるのは珍しい」と説明。専門家には中国の宇宙船と指摘している人もいるという。