池田湖畔の花壇を黄色く彩る菜の花=23日、指宿市の池田湖
鹿児島県指宿市の池田湖畔で23日、一足早く春の訪れを告げる菜の花の初摘み取りがあった。観光キャンペーンや関係機関への提供用で、出荷は2月中旬まで続く。
同湖畔では10月下旬、0.45ヘクタールの花壇に約13万5000本を植栽した。この日は指宿温泉まちづくり公社や市の職員ら8人が約300本を手作業で摘み取った。花はラッピング後、姉妹都市盟約を結ぶ北海道千歳市との青少年相互交流事業に活用する。
市によると、今年は高温などの影響で成長が遅れ、満開を迎えるのは1月中旬以降になる見込み。市観光課の肥後瑞希さん(27)は「菜の花を届けることで春を感じ、指宿を訪れたいと思ってもらえたらうれしい」と話した。