寒波に負けず、春誇る菜の花 青空に映えるコントラスト見応え 鹿児島市・長島美術館

2025/01/10 07:03
庭園を明るく彩る菜の花=9日午後、鹿児島市の長島美術館
庭園を明るく彩る菜の花=9日午後、鹿児島市の長島美術館
 鹿児島市武3丁目の長島美術館庭園で、菜の花が見頃を迎えている。正門から建物入口をつなぐスロープ沿いに鮮やかな黄色い花が広がり、訪れる人の目を引いている。1月いっぱいは楽しめそうだ。

 同館によると、早咲きの品種「春小町」。昨年10月、武中学校の女子バスケットボール部員12人が約2万本分の種をまいた。イノシシとみられる動物に一部を荒らされ、開花は1万7000本ほど。広報の下諸香南さん(34)は「例年に比べ花は少し小ぶりだが、菜の花と青空のコントラストは見応えがある」と話す。

 同館では27日まで「Fairy’s Dress 小さな妖精と幻想の世界展」を開催中。花びらで作った手のひらサイズのドレスが並ぶ。鑑賞した大阪市の会社員上原一恵さん(42)は「バラのドレスの飾りに菜の花を使ってもかわいいかも」と想像を膨らませていた。

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