日銀追加利上げ、地銀に波及 鹿児島銀行は17年ぶり水準、短プラ0.25%引き上げ 普通預金金利も3月改定

2025/01/27 20:53
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 鹿児島市の鹿児島銀行は27日、貸出金利の基準となる短期プライムレート(短プラ)を、現行年率の2.125%から0.25%引き上げ、2.375%にすると発表した。3月3日から。日銀の追加利上げに対応した。変動型の住宅ローン金利にも連動する。

 短プラは、優良企業に1年未満で資金を貸し出す場合の最優遇金利。変動型の住宅ローン金利は短プラに一定の金利を上乗せし、そこから個人の信用力に応じて優遇幅を差し引く。同行は昨年10月、約18年ぶりに引き上げていた。

 普通預金金利も3月3日から0.1%上げて0.2%にする。定期預金など、その他の預金金利も同日改定予定で、引き上げ幅を検討している。

 同行によると、いずれも2008年以来、約17年ぶりの水準。24日の日銀による追加利上げ決定後、県内に本社を置く金融機関での改定は初めて。宮崎市の宮崎銀行も27日、鹿銀同様の改定を発表した。

 三菱UFJ銀行や三井住友銀行などのメガバンクは、24日に普通預金金利と短プラの引き上げを公表している。

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