やはり「人手不足」なのか…県内外国人労働者、18.58%増で最多1万4240人 産業別では「医療・福祉」が卸売業・小売業を上回る

2025/02/01 09:37
国籍別外国人労働者数
国籍別外国人労働者数
 鹿児島労働局は31日、県内で働く外国人が2024年10月時点で1万4240人(前年比18.5%増)となり、07年に届け出が義務化されて以降、過去最多だったと発表した。雇用する事業所も前年から233増の2427カ所となり最多を更新した。同局は「人手不足解消のため、外国人材を活用する動きが広まった」と分析している。

 在留資格別で最多の「技能実習」は2年連続で増加し、15.9%増の7261人。特定技能を含む「専門的・技術的分野の在留資格」は27.0%増の4359人だった。

 産業別では、製造業が最も多い5481人で全体の38.5%。医療・福祉は前年から368人増えて1355人となり、初めて卸売業・小売業(1250人)を上回った。

 国籍別では、ベトナムが最多の5124人(前年比0.6%増)で全体の36%を占めた。次いで49.2%増のインドネシアが3258人、11.1%増のフィリピンが1964人。ミャンマーが初めて中国を上回り、1198人(前年比110.5%増)で4番手となった。

 同労働局は「外国人の受け入れ方を学ぶセミナーなどに参加する企業も増えている。外国人材の活用が定着してきている」と話した。

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