フェリーニューこしきの損傷部分を修理する作業員=6日午後4時50分ごろ、いちき串木野市の串木野新港
5日午後0時50分ごろ、鹿児島県薩摩川内市里町里の里港で、同市下甑町長浜の長浜港に向かうため出港しようと後進していたフェリーニューこしきの左側面が岸壁に接触した。直後に離岸しようとした際、可動橋にも接触し、船首部分に穴が開いた。乗客乗員22人にけがはなかった。
運航する甑島商船(いちき串木野市)によると、風にあおられて岸壁に接触したという。安全運航に支障はないと判断し、予定通り長浜港で乗客を降ろした。穴は縦横40センチほどで、6日は全便を欠航し、串木野新港で修理作業をした。串木野海上保安部が当時の状況を調べている。
運航再開時期は未定。同社は「ご迷惑をおかけして申し訳ない。早い運航再開に努める」としている。