鹿児島県薩摩川内市は6日、県の補助事業を活用した市の「ひとり親家庭等医療費助成事業」で、15世帯18人分の計5万2600円を誤って支給していたと発表した。
市によると、2021~24年度に、所得が支給対象を超えた世帯に1人当たり560~8790円を誤って助成した。21年度の運用開始当初から業者のシステムプログラムの一部に不備があり、市も事前のテストで気付かなかった。すでに修正した。
24年10月下旬、調剤薬局から市へ問い合わせがあり発覚した。市は該当する世帯に謝罪し、子ども医療費として市が助成する分を除いた計3万3040円について返納を依頼している。
市は「システム導入時などの検証を十分に行い、適切な事務処理を進めていく」としている。