出産した女児に暴行、殺害の罪でインドネシア国籍の19歳女、鹿児島地裁に起訴 家裁「刑事処分が相当」と判断

2025/02/15 06:00
 勤務先の鹿児島市のグループホームで、出産したばかりの女児に暴行を加え殺害したとして、鹿児島地検は14日、殺人の罪で同市、インドネシア国籍の介護職員の女(19)を鹿児島地裁に起訴した。2022年の改正少年法で、起訴後の実名報道が可能な「特定少年」に当たり、氏名を公表した。「公判に支障がある」として認否を明らかにしていない。

 起訴状などによると、被告の女は24年12月20日午前10時45分ごろから同11時35分ごろまでの間、勤務する同市のグループホーム2階のトイレ個室内で女児を出産後、ビニール袋に入れ、窓から約4.5メートル下のコンクリートの地面に落とし殺害したとされる。

 鹿児島家裁は今月6日、「刑事処分以外の措置は相当と認められない」と判断し、検察官送致(逆送)を決めた。

 県警によると、逮捕時「赤ちゃんを産んだことは間違いないが、その後の記憶はない」と否認しており、その後の取り調べで「母国の交際相手との間で妊娠した」という趣旨の供述をしている。

 被告の女は24年8月に技能実習生として来日。未婚で同居家族はいない。

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