「平和で静かな島に戦争の足音が」…あす27日、沖永良部島で日米共同訓練 知名町で市民団体が抗議活動、訓練中止求め町長に要請書

2025/02/26 20:42
訓練の中止を求め抗議する市民団体のメンバーら=26日、知名町知名
訓練の中止を求め抗議する市民団体のメンバーら=26日、知名町知名
 鹿児島県・沖永良部島で27日に予定される陸上自衛隊と米海兵隊による日米共同訓練「アイアン・フィスト(IF)」に反対する市民団体は26日、知名町で抗議活動をした。島内外の数人が横断幕を掲げ、「平和で静かな島に戦争の足音が近づいている」などと訴えた。

 「奄美の自然と平和を守る郡民会議」の関誠之副議長は奄美群島で訓練が相次いでいることに触れ、「住民が声を上げなければ賛成と捉えられてしまう。軍は命を守らない」と強調。城村典文事務局長は「世界の紛争を止めるには非武装しかない」と述べた。

 IFは2005年度から米本土で実施。海洋進出を強める中国を念頭に23年から日本国内に移り、沖永良部島では昨年に続き2回目。同会議は同日、和泊、知名両町長宛てに訓練の中止などを求める要請書を提出した。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >