アパホテルが新館建設を予定する駐車場=2月18日、鹿児島市千日町
アパホテル(東京)のフランチャイズチェーンに加盟するスワン(霧島市)が、鹿児島市千日町に天文館地区3棟目となるホテルを新築することが28日までに分かった。同社運営の「アパホテル鹿児島天文館」の新館という位置付けで、4月着工し2026年8月のオープンを目指す。
アパホテル鹿児島天文館は、西棟(千日町)と道路向かいに東棟(船津町)を構える。新館は両棟から約30メートルの場所で、現在はコインパーキング。スワンの関連会社が23年6月に取得した。新館は客室74室を予定し、鹿児島天文館3棟で計280室となる。
新館は敷地面積約233平方メートル、鉄骨造地上9階建て、延べ床面積約1263平方メートル。隣接する部屋を内扉でつなげる仕組みのほか、訪日客向けのピクトグラム(絵文字)案内や多言語対応の設備を取り入れる。
鹿児島天文館はスワンが16年5月開業、21年9月に東棟が完成した。同社の諏訪園厚子社長(71)は「訪日客にも対応しており、水回りや空調など家族や友人とでも気を遣わずに泊まれる仕掛けもある。ぜひ利用してほしい」と話した。