鹿児島県は1日、指宿市の宿泊施設「お宿やまびこ」で調理された食事から食中毒が発生したとして、2日から3日間、飲食の営業停止命令を出したと発表した。施設は2月28日から飲食部門の営業を自粛している。
料理を食べた7〜56歳の男女26人が下痢や嘔吐などを訴え、うち8人と調理従事者1人から同じ遺伝子型のノロウイルスが検出された。
県生活衛生課によると、2月23日夜に同施設がカレーやチキンソテー、サラダなどを調理し、1グループ37人に提供。26人に症状が現れ、19人が医療機関を受診した。入院はなく、全員快方に向かっている。25日に利用者から加世田保健所に連絡があった。