あなた、本当に100歳?…誕生日に404mを一気に登頂、シベリア帰りの健脚がスゴい

2025/03/03 20:27
しっかりとした足取りで100歳の誕生日会場である標高404メートルの鳥神岡山頂を目指す大久保利成さん=伊佐市大口鳥巣
しっかりとした足取りで100歳の誕生日会場である標高404メートルの鳥神岡山頂を目指す大久保利成さん=伊佐市大口鳥巣
 鹿児島県伊佐市大口里の大久保利成さんが100歳の誕生日を迎え、同市大口鳥巣の鳥神岡に登った。標高404メートルの山頂まで、しっかりとした足取りで約40分かけて登り、出迎えた仲間らに盛大に祝われた。

 大久保さんはシベリア抑留から帰った後、農業を営んだ。44歳で登山を始め、富士山には3回登頂。92歳で九州百名山を制覇した。鳥神岡には小学生のころ遠足で行っており、今でも市内の高熊山(標高412メートル)と交互に、雨天を除き毎日登っている。

 誕生日を迎えた2月23日は午前8時40分ごろスタート。両手に持ったつえを突きながら進み、給水の短い休憩以外は立ち止まることなく一気に上がった。

 山頂では20人以上が横断幕や花束、くす玉、クラッカー、三味線演奏で祝った。同市大口上町でスポーツジムを経営する冨田洋二さん(65)は「健脚にびっくり。みんなの目標」と話した。

 大久保さんは「登山道が整備され登りやすいし、眺望が楽しみなのが鳥神岡の魅力。体力が続く限り通い続けたい」と話した。

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