初日の試験開始を待つ受験生たち=5日、鹿児島市の鹿児島女子高校
鹿児島県内の公立高校の2025年度入学者選抜学力検査が5日、全日制と定時制の計69校157学科で始まった。出願者8507人のうち8219人が受験。定員1万474人に対する倍率は、最終倍率が過去最低だった21、23年度と並ぶ0.78倍だった。6日まで。
5日は国語、理科、英語の試験を実施した。学科を再編する鹿児島女子(鹿児島市)では、定員193人に対し125人が受験。試験会場前の廊下では、受験生たちが真剣な表情で参考書を開いていた。
県教育委員会によると、各試験会場でのトラブルはなかった。体調不良などの別室受験は85人。欠席者は288人で、鹿児島中央(鹿児島市)の25人が最も多く、国分(霧島市)、鹿屋(鹿屋市)が18人と続いた。高校教育課によると、私立や工業高等専門学校への進路変更とみられる。
6日は社会と数学がある。合格発表は13日午前11時以降。同日、2次選抜の実施校と募集枠を発表する。