鹿児島市に新たな眺望スポットできるって! 計画から90年超「武岡公園」2030年めどに完成 長島美術館隣接、城山展望台より14メートル高く桜島望む景観

2025/03/07 21:00
武岡公園予定地周辺は緑に覆われた丘陵地。左上の緑の屋根は長島美術館で、中央に樟南高校がある。手前に見えるのはJR鹿児島中央駅や九州新幹線の線路=2024年1月8日(本社チャーター機から撮影)
武岡公園予定地周辺は緑に覆われた丘陵地。左上の緑の屋根は長島美術館で、中央に樟南高校がある。手前に見えるのはJR鹿児島中央駅や九州新幹線の線路=2024年1月8日(本社チャーター機から撮影)
 鹿児島市は5日の市議会個人質問で、「武岡公園」(武2、3丁目、常盤町の一部)について、2030年3月完成をめどに整備を進めると明らかにした。

 同公園は戦前の1933(昭和8)年に都市計画決定されたが、市街地の住環境整備を重点的に進めた影響などで90年以上の年月を要していた。市は2019年度から用地取得を進めており、24年度末の取得率は90%となり、25年度末に完了予定。総事業費は約15億2000万円。

 広さは4.9ヘクタール。長島美術館に隣接し、標高121メートル。城山展望台より14メートル高い場所に展望所を設ける。公園緑地課は「城山と異なる眺望の桜島を楽しめる場所を目指す」としている。

 このほか、市は25年度から、人工呼吸器を使用する重度障害者に対し、停電時に必要な発電機とバッテリーの給付を充実させると明らかにした。どちらかを選ぶ方式から、今後は同時に両方を申請できる。対象者を広げるほか、耐用年数を引き下げ、5年で更新できるようにする。

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