雨の中、花をほころばせるソメイヨシノ標本木=24日午前10時12分、鹿児島市東郡元町の鹿児島地方気象台
鹿児島地方気象台は24日、鹿児島市東郡元町の敷地内にある桜(ソメイヨシノ)の標本木が開花したと発表した。平年より2日早く、昨年より5日早い。今後1週間から10日で満開になる見込み。
午前9時半ごろ、雨の降る中、標本木に7輪咲いているのを気象台職員が確認した。基準の「5~6輪開いた状態」を満たした。東島成良技官(31)は「12~2月にかなり気温の低い日が続いた。3月は雪の降る日もあったが、暖かい日が続いたので順調につぼみが膨らんで開花に至った」と話した。
桜の開花は23日、高知で最も早く発表され、熊本が続いた。24日は鹿児島のほか、長崎などで開花した。