奄美の印象などについて話す北口榛花=26日、奄美市名瀬のホテル
パリ五輪の陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花(JAL)が、鹿児島県の奄美大島で合宿している。26日に奄美市名瀬のホテルで会見し、「今年こそアジア記録を更新したい」と意気込みを語った。
同島での合宿は初めて。これまでは海外で調整していたが、体調管理をしやすい国内を選んだという。奄美に決めた理由を「イベントで訪れた際、住民が温かく歓迎してくれて心に残っていた。施設も充実している」と説明した。
21日に奄美入りしており、4月初旬まで滞在する。やり先の位置の修正、筋力と柔軟性のバランスの調整など課題を挙げ、「技術練習を重ね、自分のスタイルをつくりたい」と目標を語った。
今年は9月に東京で世界選手権が開かれる。連覇に向け「表彰台で国歌を聴く特別な空間を多くの人と分かち合いたい」と意気込んだ。