「軍事」対「軍事」は軍拡悪循環招く…共産党・市田副委員長が石破政権の防衛費増額方針批判「9条生かし戦争の心配ない国を」 次期参院選向け鹿児島市で演説

2025/03/31 15:30
「平和と暮らしを守る政治の実現を」と訴える共産党の市田忠義副委員長=30日、鹿児島市
「平和と暮らしを守る政治の実現を」と訴える共産党の市田忠義副委員長=30日、鹿児島市
 共産党の市田忠義副委員長が30日、鹿児島市で演説した。防衛費を増額する石破政権の方針を批判し、「平和や暮らしを守る政治へと転換する」と訴えた。

 政府が2025年度予算案の防衛費として、過去最大の8兆7005億円を計上したことを問題視。「安全保障環境の悪化を受け、軍事力増強が必要という声があるが、軍事対軍事では軍拡の悪循環に陥る。憲法9条を生かした平和外交により、戦争の心配のない国をつくろう」と呼びかけた。

 消費税が低所得者だけでなく中間所得層にも重い負担になっているとし「5%へ減税し、廃止も目指すことが必要だ」と述べた。次期参院選の比例候補予定者の応援で訪れた。

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