募金を呼びかける県内在住のミャンマー人=6日、鹿児島市千日町
ミャンマーの大地震を受け、支援を求める募金活動が6日、鹿児島市のセンテラス天文館前であった。県内在住のミャンマー人約60人が故郷の惨状を訴え、理解と協力を求めた。
地震はミャンマー中部マンダレー近郊で発生し、死者は3000人を超えると言われている。県内の技能実習生ウェイ・ニン・エインさん(22)、ニィ・ウィン・ミャッさん(25)が交流サイト(SNS)で県内のミャンマー人へ協力を呼びかけた。午前9時から午後9時まで募り、83万4756円集まった。現地のボランティア団体に寄付する予定。
ウェイさんは「地震直後は家族と連絡できずに混乱した。無事だったが、友人はどうなったかなど不安は尽きず食欲が湧かない。何かできないかと募金を企画した」。募金した鹿児島大学1年中村奏吾(そあ)さん、崇城大学(熊本市)1年山田泰雅さんは「テレビで地震を知り、少しでも役に立てればと思った」と話した。