〈詳報〉フラーゴラッド鹿児島、新Vリーグ男子制覇 長友優磨主将らベテランと若手が融合 西地区1位・三重をフルセットで撃破

2025/04/06 21:30
総合優勝を決めコート上で喜びを爆発させるF鹿児島の選手=船橋市総合体育館
総合優勝を決めコート上で喜びを爆発させるF鹿児島の選手=船橋市総合体育館
 バレーボール・Vリーグ男子のプレーオフ(PO)決勝は6日、千葉県の船橋市総合体育館であった。日置市を本拠地とするフラーゴラッド鹿児島(F鹿児島、西地区2位)がヴィアティン三重(同1位)を3-2で下して総合優勝。新生Vリーグの初代王者に輝いた。

 上位のSVリーグとは互いに独立しており、Vリーグで優勝しても昇格しない。

 一進一退の攻防となった決勝は、第1セットを三重に取られたものの、第2、3セットを奪って逆転。第4セットで再び追いつかれたが、最終セットを15-13でものにした。

 長友優磨主将や笠利真吾選手、小森郁己選手ら上位リーグから移籍加入したベテランを中心に攻撃を展開。要所では古井俊範選手ら若手ミドルブロッカーも速攻やブロックで貢献し、森田元希選手らリベロは守備で粘りを見せた。

 昨年10月に始まった新Vリーグは、新たに就任した小川貴史監督の下で挑んだ。全28試合を戦ったレギュラーシーズンは24勝4敗。西地区で三重に次ぐ2位となり、POに進出した。

 F鹿児島の前身は、2012年に鹿児島商業高校OBを中心に結成された鹿児島チェリーブロッサムズ。21年にVリーグ参入を目指して法人化し、現チーム名に改称した。23-24シーズンの旧Vリーグ3部(V3)に初参戦して優勝した。

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