撮り鉄客の要望に応え、志布志駅近くの宿の主人が「プラレール部屋」造る レール850本に車両300両「創造力広げて」

2025/04/14 16:30
大広間に設置されたプラレール=9日、志布志市の「志布志の宿 きたの」
大広間に設置されたプラレール=9日、志布志市の「志布志の宿 きたの」
 鉄道玩具・プラレールで創造力を広げてもらおうと、鹿児島県志布志市のJR志布志駅近くの「志布志の宿 きたの」は、大広間にスペースを設けた。代表の北野隆志さん(70)は「全国の鉄道ファンや地元の子どもたちが思い出をつくる場になれば」と話す。

 宿泊客や家族連れ向けに常設。元々は宴会場だった18畳の部屋をプラレール用に開放し、レール約850本を5時間かけて組み立てた。鉄道運転シミュレーションゲーム「電車でGO」を100インチの大画面に映して操作を楽しめるコーナーもある。

 志布志鉄道記念公園に蒸気機関車(SL)を見るために訪れた「撮り鉄」の宿泊客から、「遊べる場があれば」と提案されたのがきっかけ。買い求めたり、全国の知人らから提供を受けたりして1年間でレールや車両約300両を集めた。

 北野さんは「楽しみながら全体像を考えてレールを組み合わせてみてほしい。駅や鉄道記念公園にも近いので、遊びに来てもらえたら」と話した。

 プラレール遊びは無料だが、保護者同伴。宿泊客優先。問い合わせ・予約は、きたの=099(401)4651。

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