神村学園エース復活ののろし、早瀬が西短を4回無安打無得点 冬場の故障も「好機」と筋肉増強、初戦11被安打のリベンジ投

2025/04/24 20:23
途中登板し4回を投げた神村学園の早瀬=長崎県営野球場
途中登板し4回を投げた神村学園の早瀬=長崎県営野球場
 第156回九州地区高校野球大会は24日、長崎市の県営野球場で決勝があった。鹿児島代表の神村学園は西日本短大付(福岡)に5-1で勝ち、6季ぶり5度目の優勝を決めた。

 【評】神村は要所で打線がつながった。1回に1番・今岡が出塁し、結城の適時打などで3得点。2、6回にも犠飛や適時打で1点ずつ加点した。西日本短大付は三振や内野ゴロに打ち取られ、散発4安打に終わった。



 神村学園のエース早瀬が復活の兆しを見せた。4-1で迎えた6回から登板し、4回を無安打無得点に。先発した1回戦で被安打11だった投球を修正した。

 決勝までに初戦の動画を見るなどしてフォームを改善。「初戦の壱岐戦で迷惑をかけた」と反省しながらマウンドに上がった。球のキレを取り戻した直球を中心に勝負し、相手に凡打の山を築かせた。

 冬の合宿中に腰の左側を疲労骨折し、走り込みすらできていなかった。そこで体重と筋力増強のいい機会と捉え、体を1回り大きくした。成果は決勝で出た。打撃の援護に感謝しつつ「思い切って攻めた投球ができた」と復調を喜んだ。

 小田監督は「変化球に逃げなかった。チームに貢献するエースらしい投球をしてくれた」とたたえた。

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