花嫁を乗せて、通りを練り歩くシャンシャン馬行列=29日午前、志布志市志布志
志布志お釈迦(しゃか)まつりが29日、鹿児島県志布志市の市街地一帯で開かれた。晴天の下、花婿が手綱を引くシャンシャン馬に和装の花嫁が乗って宝満寺まで練り歩き、沿道から祝福を受けた。
シャンシャン馬には2組が参加し、稚児行列などに続いてパレード。肝付町出身で同市の介護士、久井美那さん(34)は「馬が大きくてゆっくり運んでくれた。楽しく元気に過ごせれば」と笑顔。同市出身で大崎町の保育士、大迫栞奈さん(23)は「大勢の方が手を振ってくれて緊張がほぐれた。幸せいっぱいの家庭にしたい」と話した。
前夜祭と合わせて約4万9000人(主催者発表)が来場。市内の寺で年の数だけ甘茶をかけて無病息災を願う「甘茶かけ」、商店街約1.5キロに出店が並ぶ「千軒まち大市」でにぎわった。