JAXA観測ロケット、内之浦から7月8日打ち上げ FMラジオや防災無線の通信障害起こす「電離層」解明へ

2025/05/14 15:00
〈資料写真〉2014年11月に打ち上げられた観測ロケット「S520-34号機」=肝付町の内之浦宇宙空間観測所
〈資料写真〉2014年11月に打ち上げられた観測ロケット「S520-34号機」=肝付町の内之浦宇宙空間観測所
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は13日、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から7月8日正午~午後1時に観測ロケット「S310-46号機」を打ち上げると発表した。予備日は8月31日まで。

 FMラジオや防災行政無線に通信障害を起こす電離層「スポラディックE層」ができる過程の解明が目的。内之浦上空90~130キロで大気や磁場を観測する。

 S310は固体燃料の単段式ロケットで全長7メートル、直径31センチ。打ち上げ時の重量は約700キロで、高度約150キロに到達する能力を持つ。

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