鹿児島市議の報酬、中核62市で最高の月70万円に 理由は「規模に見合っていない」から 審議会答申

2025/05/15 15:00
市長給料3%上げなどの答申をまとめた審議会=14日、鹿児島市役所
市長給料3%上げなどの答申をまとめた審議会=14日、鹿児島市役所
 鹿児島市特別職報酬等審議会(会長・石塚孔信鹿児島大学元教授)が14日市役所であり、市長と副市長の給料、市議会議員などの月額報酬を3%引き上げる答申をまとめた。市長給料と同じ割合で一律、議員報酬などを決める現行方法の見直しの検討を求める付帯意見を付ける。

 答申では、市長給料は月額118万9000円、副市長は95万9000円、議員報酬は月額70万7000円。政務活動費は15万円で据え置く。答申通りに引き上げられた場合、市長給料は中核市62市で2番目で、期末手当などを含めた年収ベースでは22番目。議員の報酬月額は中核市で最も高く、年収ベースでは10番目となる。

 付帯意見では、市長と副市長の年収水準が「都市規模や財政規模に見合っているとは言いがたい」として、次回審議会では年収ベースの引き上げも含めた議論が必要としている。

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