ボクシング・荒竹 鮮烈プロデビュー KOに応援の鹿児島出身者歓喜、地元企業のロゴも光った 「支えのおかげで集中」

2025/05/29 06:00
勝利後、観客席に応える荒竹一真選手(左)と父・俊也さん=28日、横浜市の横浜BUNTAI
勝利後、観客席に応える荒竹一真選手(左)と父・俊也さん=28日、横浜市の横浜BUNTAI
 ボクシングの49キロ契約6回戦、荒竹一真(大橋)=鹿屋市出身=のプロデビュー戦は28日、横浜市の横浜BUNTAIであった。荒竹はタイ人のキティデッチ・ヒルンスクに2回TKO勝ちした。

 荒竹はアマチュアで鹿屋工高時代に高校5冠を達成したほか、2022年アジア選手権準優勝、鹿児島国体優勝などの実績を持つ。

 今年4月にプロテストでB級に合格していた。

◇何度も鹿児島、鹿屋にコメント

 横浜市の会場には県出身者らが多く駆け付け声援を送った。KO勝ちを収めた荒竹選手が「鹿児島、鹿屋から多くの人が来てくれた。ありがとうございます」と呼びかけると会場は大歓声で沸いた。

 父・俊也さん(50)を伴った入場シーンでは、「荒竹頑張れ」の歓声があがった。2ラウンドKOと会心の結果を残し、家族や学生時代の恩師らの前で大きく成長した姿を見せた。

 自身もプロボクサーだった俊也さんは「自分とは比較にもならない。世界戦も行われる大舞台で、重圧の中しっかり結果を出す姿に頼もしさを感じた」と目を細めた。

 デビュー戦にはアマチュア時代から支えてくれた感謝を込め、地元企業のロゴ入りトランクスで臨んだ。荒竹選手は試合後の会見で何度もふるさとの鹿児島、鹿屋に触れ「支えのおかげでボクシングに集中できる」と感謝の言葉を口にした。

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