山形屋
エフエム鹿児島が開局した1992年から約32年間続いた「山形屋Dayパートナー」と、鹿児島シティエフエムで開局(97年)から約27年間放送した「山形屋ハートフルライフ」が、いずれも5月末で終了した。長年続いたラジオ番組の終了を惜しむ声が聞かれた。
スポンサーだった山形屋(鹿児島市)のコマーシャルのほか、日傘や料理など季節に応じ生活に役立つ情報や洋楽を中心に届けていた。山形屋が開店する午前10時前の5~10分の放送で、ともに番組の最後は、同店の開店を知らせる鐘の音で締めくくっていた。
同市下荒田1丁目の会社員男性(48)は「営業先に向かう時によく聞いていた。独特の鐘の音を聞くと、山形屋に行きたくなっていた」と寂しがる。鹿児島シティエフエムにも、番組終了を惜しむメッセージが寄せられたという。
同じく山形屋がスポンサーで、MBCラジオの開局当初から72年間途切れることなく毎日続く「希望のリボン」は継続中。山形屋は「経営再建とは無関係。個別の案件については回答を差し控える」としている。