タイヨーが県内初、2000円備蓄米を8日店頭に サンキュー新栄店で先行販売 5キロ入り6000袋、値段は…

2025/06/06 18:46
タイヨーのホームページ
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 随意契約で放出された政府備蓄米が、8日から鹿児島市のディスカウント店「サンキュー新栄店」で先行販売されることが6日、分かった。5キロ当たり税抜き2000円程度という政府方針より安い1833円(参考税込み1980円)。運営するタイヨーによると、随意契約分の備蓄米が県内に出回るのは初めてという。

 商品名は「お買得米 令和4年産備蓄米」。1家族1袋までで、開店する午前9時半から販売する。同日までに届く約30トン(5キロ換算で約6000袋)全量を同店の店頭に並べる。売り切れ次第終了。系列店を含む県内76店舗、宮崎県内17店舗では6月中旬以降の順次販売開始を目指す。

 備蓄米を巡っては、農林水産省が5月下旬、小売業者に直接販売する随意契約での放出を決定。タイヨーは同27日に2022年産1500トンを申請、29日に確定していた。今月6日になり、うち玄米約36トンを県外の保管場所から出荷したと連絡があった。

 届く玄米は、以前から取引のあるさつま町の精米業者に処理を委託する。タイヨー販売促進課の黒江岳史課長(41)は「65周年を迎える鹿児島、宮崎の地元スーパーとして、これからも安定したコメの供給に取り組んでいく」と話した。

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