フォークリフトを使って大型トラックから運び出される備蓄米=7日、さつま町宮之城屋地
タイヨー(鹿児島市)は随意契約で放出された政府備蓄米を、8日午前9時半から「サンキュー新栄店」(同市)で先行販売する。先立つ7日、玄米の備蓄米約36トンがさつま町の農業生産法人「初穂」に運び込まれ、精米された。
同社によると、随意契約分の備蓄米が県内に出回るのは初めて。7日は、大型トラック3台分を同法人に搬入。従業員は、備蓄米の入った1トン強34袋をフォークリフトで工場に運び、精米や包装作業をした。
精米した備蓄米は「お買い得米 令和4(2022)年産備蓄米」として、5キロ1833円(参考税込み1980円)で販売する。8日は約6000袋を店頭に並べる。1家族1袋までで、売り切れ次第終了。
タイヨーは、2022年産の備蓄米1500トンを申請、確保した。6月中旬以降、系列店を含む県内76店舗、宮崎県内17店舗で、順次販売する見込み。