〈詳報〉ハンドボールリーグH、ブルーサクヤ鹿児島が初代女王 序盤から積極攻撃、粘る石川を退ける PV会場も喜び爆発

2025/06/15 20:56
初代女王に輝き、喜ぶブルーサクヤ鹿児島の選手=15日、東京・渋谷区の国立代々木競技場第一体育館
初代女王に輝き、喜ぶブルーサクヤ鹿児島の選手=15日、東京・渋谷区の国立代々木競技場第一体育館
 ハンドボール・リーグH女子プレーオフ(PO)は15日、東京の国立代々木競技場第一体育館で決勝があった。霧島市を本拠地にする「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング ブルーサクヤ鹿児島」が北国ハニービー石川を27-25で破り、新生リーグの女王に輝いた。

 ブルーサクヤは序盤から積極的な攻撃でリードを広げた。エースの金城ありさ選手や、鹿児島南高校出身の伊地知愛妃選手らを中心に得点。一時同点に追いつかれたが再び勝ち越した。

 チームは1984年、ソニー国分として発足。2009-10シーズンに前身の日本リーグ女子で初優勝した。試合数が10増え、各チームに地域名が入った新リーグでは、レギュラーシーズン25勝2分け3敗の1位でPOに進出した。



 ハンドボール・リーグH女子のブルーサクヤ鹿児島がプレーオフ決勝に臨んだ15日、地元・霧島市の国分ハウジングシビックホールでパブリックビューイング(PV)があり、市民ら約280人が試合を見守った。北国石川を下して初代女王に輝くと、喜びを爆発させた。

 開始直後からリードしながらも、相手が粘って追い上げる展開。観客は状況に応じて「ブルーサクヤ」「ディフェンス」などとコールし、スティックバルーンを打ち鳴らした。勝利が決まった瞬間、歓声が上がった。

 ホーム戦をよく見に行くという霧島市の段幸一さん(77)は「相手は強いチームなのではらはらした。ミスもあったが、選手はよく動いていた」と感激した様子。選手と同じ職場で働く同市の森山美智子さん(58)は孫の西川紅希ちゃん(5)と訪れ「選手たちの努力が報われてうれしい。帰ってきたらお疲れさまと伝えたい」とねぎらった。

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