鹿児島県の大隅曽於地区消防組合は25日、地方公務員法に触れる暴行行為があったとして、曽於消防署の40代消防士長を停職1カ月の処分にしたと発表した。23日付。
組合によると、消防士長は1日に署内であった救助訓練で、2人の20代消防士が車庫から救助工作車を移動させたことに「勝手な行動だ」と腹を立て、1人の消防士に対し「なめているのか」などと罵声を浴びせ、尻を1回蹴った。消防士長は「とっさにしてしまった」と話しているという。
組合は管理監督が不十分だったとして、畠中正二郎署長を文書訓告、松下正一消防長は口頭注意処分とした。松下消防長は「公務員の自覚を徹底させ、再発防止に取り組む」とコメントした。