H2Aロケット50号機打ち上げ成功 50回中49回の成功率98% 衛星「いぶきGW」を分離

2025/06/29 01:51
H2Aロケット50号機の航跡=29日午前1時33分、南大隅町佐多郡の竹之浦海岸から撮影
H2Aロケット50号機の航跡=29日午前1時33分、南大隅町佐多郡の竹之浦海岸から撮影
 三菱重工業は29日午前1時33分、H2Aロケットの最終号機となる50号機を鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げた。温室効果ガス・水循環観測技術衛星「いぶきGW」を16分後に予定軌道で分離し、打ち上げは成功した。2001年に運用が始まったH2Aは、03年の6号機を除く49機で打ち上げに成功し、成功率98%で役割を終えた。

 H2Aは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が開発した2段式の液体燃料ロケット。国の基幹ロケットの役割は、23年に導入した「H3」に移行する。

鹿児島のニュース(最新15件) >

日間ランキング >