〈資料写真〉鹿児島中央郵便局
日本郵便九州支社は30日、水引郵便局(鹿児島県薩摩川内市)と加治木郵便局(同姶良市)の配達員が5月に酒気を帯びた状態で車やバイクで出勤したとして、停職処分にしたと発表した。いずれも勤務前点呼のアルコール検査で発覚した。
同社によると、水引郵便局員は5月下旬、自宅から局まで車で出勤し、点呼時の呼気検査で酒気帯び運転の基準値0.15ミリグラムのアルコールを検知。加治木郵便局員は同月中旬、ミニバイクで出勤し、0.07ミリグラムを検知した。同社は2人の性別や年代について「プライバシーに関わる」として明らかにしていない。
2人とも前日に飲酒していた。両局は勤務から外し、薩摩川内署と姶良署に通報。2人は6月30日現在も停職処分を受けている。
同社では3月、飲酒運転や不適切点呼などが相次ぎ発覚。出勤中、業務中を問わず、社員による飲酒運転を5月から公表している。
平山泰豊支社長は「信用を第一とする弊社としておわびする。事態を真摯に受け止め、社員指導を徹底する」とコメントした。