十島村民へ支援品を届けた鹿児島女子高校の生徒=18日、鹿児島市泉町の同村役場
鹿児島市の鹿児島女子高校の生徒代表3人が18日、同市の十島村役場を訪れ、群発地震で不自由な生活が続く村民へ生理用品の入った巾着袋約50個を贈った。授業で使った布の端切れを活用した手作り品で、村は来週の船便で悪石島や小宝島へ届ける。
巾着は縦20センチ、横15センチの小物入れで、柄はさまざま。昨年の能登半島地震を機に家庭クラブが作りためたもので、今回の地震に対する支援を生徒や教員が話し合い、生理用ナプキンを贈ることに。1袋に3個を入れ、手書きのメッセージを添えた。
クラブ会長で生活科学科3年の吉崎沙さんは「村の人たちは不安だろうが、少しでも役に立てば」。受け取った久保源一郎村長は「高校生のきめ細やかな配慮がありがたい。心温まる品で、受け取った村民もうれしいと思う」と話した。