8日から増便される空港連絡バス=鹿児島市中央町の南国交通バスターミナル
鹿児島市街地と霧島市の鹿児島空港を結ぶ連絡バスが、お盆休み前の8日から増便することが4日、分かった。1日124便から12増の136便になる。新型コロナウイルス禍が明け、空港の利用者が回復していることや国際線の就航便数増加を受けて判断した。
連絡バスは、鹿児島交通(鹿児島市)と南国交通(同)が共同運行する。増便に合わせダイヤも改正し、これまで約4割だった10分間隔での運行が6割超になる。乗客の積み残しが発生していた午前中の鹿児島市発を手厚くした。
連絡バスは2020年3月まで1日154便運行していたが、コロナ禍での利用者減に伴い便数を縮小。大阪航空局の調査では、24年の鹿児島空港の利用者数は563万7800人で、コロナ前の19年と比べ9割台に回復している。
鹿児島空港の駐車場では、連休や週末を中心に満車となり混雑することが課題となっている。南国交通の担当者は「増便で少しでも混雑の緩和につながれば。利便性も上がるので公共交通をぜひ利用してほしい」と呼びかけた。