鹿児島県霧島市が宿泊者に返金キャンペーン 9月から2000円を先着1万人に 新燃岳噴火で落ち込む観光業を支援

2025/08/08 07:00
〈資料写真〉観光客でにぎわう霧島温泉市場=4月5日、霧島市牧園町高千穂
〈資料写真〉観光客でにぎわう霧島温泉市場=4月5日、霧島市牧園町高千穂
 鹿児島県霧島市は7日、新燃岳噴火の影響を受け減少している観光客の緊急誘客対策として、市内宿泊者1万人に対して2000円をキャッシュバックするキャンペーンを9月15日から実施すると発表した。

 期間は利用者が1万人に達するまで。宿泊者の事前手続きは必要ない。参加する宿泊施設は今後募集する。7日会見した中重真一市長は「キャンペーンを通して、霧島の施設は観光地として通常通り営業していると、たくさんの人に知ってもらいたい」と話した。

 2025年度一般会計補正予算に「霧島に泊まって!1万人キャンペーン」として2280万円、広報活動をするホテルや温泉旅館協会への助成に220万円を追加し、同日付で専決処分した。降灰の影響を受けたシイタケ生産者に対する散水施設や被覆ビニール購入補助の予算194万円も専決処分。補正後の一般会計予算の総額は、811億8706万円となった。

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