鹿児島空港に緊急着陸したイギリス軍のF35Bステルス戦闘機=10日午後3時、霧島市の同空港
10日に鹿児島空港(霧島市)に緊急着陸した英軍のF35Bステルス戦闘機1機は、15日も駐機を続けた。防衛省は「少なくとも17日まで離陸の予定はない」としている。機体は格納庫にあり、民間機への影響はないという。
F35Bは10日午前11時32分、エンジントラブルのため緊急着陸した。滑走路が約20分閉鎖され、民間機の発着に遅れが出た。防衛省は予防着陸としている。
同省によると、英軍はF35Bを艦載する空母「プリンス・オブ・ウェールズ」を中心とする空母打撃群を西太平洋に派遣し、海上自衛隊や米軍と共同訓練していた。韓国に展開していたF35Bが空母に戻る際、エンジントラブルが発生したという。