信号機やガードレールが崩落した国道10号の網掛橋付近=8日午前8時50分、姶良市加治木町本町
8日の記録的大雨により、鹿児島県姶良市、霧島市を中心に通行止めなど道路への影響が続いている。県によると18日午後3時現在、国道10号など県内16カ所が通行止め、2カ所が片側通行規制となっている。山の斜面が大規模に崩落した区間では復旧に時間を要する見込みという。
規制道路の多くを管轄する県姶良・伊佐地域振興局によると、県道の日当山敷根線では約100メートルにわたって土砂が崩れている。国道223号の牧園町宿窪田や、県道犬飼霧島神宮停車場線の牧園町下中津川では石などが落下してくる危険性があるため、安全な工事方法を現在検討している。
国土交通省は18日、通行止めが続く姶良市加治木の国道10号の網掛橋について、中野洋昌国交相が20日、被災状況を視察すると発表した。