ファンにサインする高橋藍選手=17日、薩摩川内市のサンアリーナせんだい
バレーボール男子日本代表は17日、鹿児島県薩摩川内市のサンアリーナせんだいで練習を一般公開した。ファン約2600人が、石川祐希選手や高橋藍選手ら一流のプレーにくぎ付けとなった。
9月の世界選手権(フィリピン)に向けた合宿の最終日。公開練習は実戦形式で4セット実施し、強烈なスパイクやサービスエースなど迫力あるプレーに観客が歓声を上げた。石川選手は「練習に集中できる環境が整い、充実した1週間だった。世界選手権で勝ち、合宿の成果を届けたい」。16日の川内川花火大会を見たという高橋選手は「久しぶりの花火でリフレッシュできた。声援を力に変えて頑張る」と意気込んだ。
会場は選手名が入ったうちわを掲げるなど熱烈なファンが集まり、選手の移動時は人だかりができた。バレーをしている鹿児島市の広木小学校5年、佐藤一男さん、内田星汰さんは高橋選手らにサインをもらい「笑顔で書いてくれて優しかった。全てのプレーがすごくて、近づけるよう努力したい」。曽於市の会社員、永山実希さん(24)は石川選手にTシャツをプレゼントされ「言葉にならないくらいうれしい。大会もベストを尽くして」と話した。
15日はロラン・ティリ監督と選手6人が市役所に田中良二市長らを表敬訪問。市民ら約500人が出迎えた。