8日の大雨の影響で土台が崩れ線路が宙に浮く肥薩線表木山-日当山間=12日、霧島市隼人(JR九州提供)
8日の記録的大雨の影響で年内運休見通しとなったJR肥薩線の吉松-隼人(鹿児島県)について、JR九州は20日、9月1日から運行する代替バスのダイヤを発表した。日中を除く平日のみの下り4本、上り5本で、全10駅のうち8駅で乗降できる。同社は「通学時間帯を考慮した。反応を見ながら運用面は調整していく」としている。
同社によると、肥薩線は表木山(霧島市隼人町嘉例川)-日当山(同市隼人町内)で、約50メートルにわたり線路を支える土台が崩壊し復旧の見通しが立っていない。代替バスは各便1~3台で運用し、1台当たり定員50人程度。中福良駅(同市隼人町嘉例川)と表木山駅(同)は、周辺道路が被災しており停車しない。
今回の大雨では日豊線も被災し、西都城-鹿児島で不通が続く。うち国分-鹿児島は21日に運行を再開、西都城-霧島神宮は26日からの再開を決定した。国分-鹿児島では特急「きりしま」を運行、ともに普通列車の便数に大幅な変更はない。9月下旬の復旧を見込む国分-霧島神宮は、26日から代替バスを手配する。
代替バスの時刻を含む詳細な内容は、JR九州のホームページで確認できる。