鹿児島県西部で台風12号が発生――21日夕から線状降水帯発生の恐れ 気象庁が厳重な警戒呼びかけ

2025/08/21 10:29
〈関連〉21日午前9時35分現在の雨雲レーダーを確認する(気象庁ホームページより)
〈関連〉21日午前9時35分現在の雨雲レーダーを確認する(気象庁ホームページより)
 気象庁は21日午前10時10分、鹿児島県薩摩川内市の西にある熱帯低気圧が台風12号に変わったと発表した。東寄りに進む見通し。奄美を除く鹿児島県では、21日夕方から22日夕方にかけて線状降水帯が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性がある。

 気象庁によると、21日午前9時現在、台風12号は薩摩川内市の西約90キロの海上をゆっくりとした速さで北東へ進んでいる。中心気圧は1004ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。

 薩摩川内市の甑島では、21日午前5時半までの1時間に60ミリの非常に激しい雨を観測した。土砂災害の危険度が非常に高くなっており、気象台は厳重な警戒を呼びかけている。甑島には、大雨警戒レベル4に相当する土砂災害警戒情報が発表されている。

 21日に予想される1時間雨量は多い所で、薩摩50ミリ、大隅30ミリ、種子島・屋久島40ミリ。

 22日に予想される1時間雨量は多い所で、薩摩50ミリ、大隅40ミリ、種子島・屋久島40ミリ。

 21日6時から22日6時までの24時間予想雨量は薩摩150ミリ、大隅100ミリ、種子島・屋久島120ミリとなっている。

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