宇宙ステーションに運べる量1.5倍の6トン、最長で1年半飛行も――新型補給機「HTV-X」、新形態のH3ロケット7号で10月21日に種子島から打ち上げ JAXA

2025/08/22 20:03
〈資料写真〉開聞岳上空に弧を描き、上昇するH2A50号機=6月29日午前1時33分から5分20秒露光、南九州市頴娃町別府
〈資料写真〉開聞岳上空に弧を描き、上昇するH2A50号機=6月29日午前1時33分から5分20秒露光、南九州市頴娃町別府
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ新型無人補給機「HTV-X」1号機を10月21日に、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げると発表した。予定時間は午前10時58分ごろ。H3ロケット7号機を使う。

 「HTV-X」は2009〜20年に9回の輸送を全て成功させた無人補給機「こうのとり」の後継機。運べる荷物は約1.5倍の約6トンに増えた。電源を必要とする冷凍庫や実験装置を輸送できるようになる。ISSを離れた後は、最長で1年半飛行しながら超小型衛星を放出するなど、新技術の試験ができる。

 H3の7号機は、重い荷物を運ぶため固体ロケットブースターを4基使う新形態となる。予備期間は11月30日まで。

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