搬出前に行われた10代目ユウユウお別れセレモニー=17日、鹿児島市のかごしま水族館
鹿児島市のかごしま水族館は22日、海に戻すため搬出した南さつま市笠沙町沖のいけすで19日に死亡が確認されたジンベエザメ、10代目ユウユウの死因を循環不全と呼吸不全と発表した。
解剖で病変などは見られず、何らかの理由で体全体がいけすの網に絡まり、血液の循環や海水を取り込んでの呼吸ができなくなったとみている。
ユウユウの体長は約5メートル、いけすは20メートル四方で深さ7メートルだった。佐々木章館長は「網の形状や24時間監視できる態勢導入など、海に帰す方法全般を改めて検討する」と話した。