〈資料写真〉自衛隊と米軍の隊員を乗せて着陸する米軍の輸送機CV22オスプレイ=2024年10月25日午前11時ごろ、徳之島町の手々海浜公園
九州防衛局は25日、九州・沖縄などで9月11~25日に実施される陸上自衛隊と米海兵隊との実動訓練「レゾリュート・ドラゴン」で、米海兵隊の輸送機MV22オスプレイ7機が8日ごろ、陸自のV22オスプレイ4機が9日ごろ、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)に飛来すると明らかにした。米海兵隊が25日ごろ、陸自は22日ごろまで駐機する予定。
市役所であった基地関係連絡協議会で報告した。訓練では鹿屋基地を航空基盤とし、整備や燃料補給の拠点とすると説明。大分の日出生台演習場、十文字原演習場、熊本の高遊原分屯地、大矢野原演習場で隊員や物資の輸送を訓練し、鹿屋基地から行き来する。
米軍機P8A哨戒機も1機飛来し、訓練に参加予定。日程は調整中という。
協議会には、中西茂市長や大西哲第1航空群司令ら38人が出席した。中西市長は「訓練が予定されている演習場と鹿屋基地はかなり距離がある。なぜ鹿屋で展開するのか」と質問。九州防衛局企画部の北野純一次長は「飛行自体が訓練と捉えてほしい。日米が共に整備や補給訓練をすることの効果も期待している」と説明した。